広島市乳がん検診実施施設 日本乳癌学会認定施設

広島マーククリニック 乳腺外科

広島市中区大手町2丁目1-4 広島本通マークビル3F(1Fカメラのサエダ)

広島市中区大手町2丁目1-4 広島本通マークビル3F(1Fカメラのサエダ)

診療内容

当院における乳がんの基本的治療方針

当院における乳がんの基本的治療方針
当院における乳がんの基本的治療方針 当院における乳がんの基本的治療方針

マンモグラフィー

※女性診療放射線技師が行います
マンモグラフィー 写真
  • 乳腺に異常があるかどうかを調べる乳房専用レントゲンです。
  • 検査時、上半身は検査着に着替えていただきますので、ワンピースなど上下が分かれていない洋服はできるだけ避けるようお願いします。
  • 結果は当日、医師が説明します。

超音波検査

※看護師が側に付きます
診察室 写真
  • 多くはマンモグラフィーとセットで行われます。
  • 写りやすいように胸にゼリーを塗り、モニターでチェックします。
  • 妊娠中でも受けられます。
  • 結果は当日、医師が説明します。

細胞診

細胞診 写真
  • 超音波検査でしこりの位置を確認しながら、細い針を刺して細胞を吸引し、良性か悪性かを調べる方法です。
  • 結果は約1週間後です。

吸引組織生検

吸引組織生検 写真
  • 細胞診で乳がんの診断がつかない場合に、しこりの一部を取って顕微鏡で確認する組織検査です。
  • 細胞診よりも太い針を使うため局所麻酔をし、吸引組織生検装置(VACORA)を用いて病巣部を採取します。
  • 1時間程度で済み、傷口をテープで止めて終了です。
  • 結果は約1〜2週間後です。

乳がんの手術(日帰り手術)

手術室 写真
入院による手術では、通常、全身麻酔で行われます。全身麻酔として、吸入麻酔や麻薬鎮痛薬 (オピオイド) 、筋弛緩剤などが使用されますが、これらの薬剤は免疫機能を低下させることが知られており、それによりがん細胞を増殖させる可能性も考えられます。当院で使用する麻酔薬は静脈麻酔と局所麻酔であり、免疫機能の低下が少ない薬剤です。
がんは免疫力の影響が大きいことが、近年明らかになっています。実際、硬膜外麻酔 (区域局所麻酔) が全身吸入麻酔とオピオイドよりも再発が少ないという研究結果が示されています (Exadaktylos AK, et al. Anesthesiology 105: 660-4, 2006)。
手術は通常の全身麻酔とは異なり、呼吸を残したまま眠った状態で行いますので、終了後はすぐに意識が戻ります。3〜4時間程度回復室で休んでいただき、完全に目が覚めた状態で帰宅できるので、入院は必要ではなく日帰り手術ができるのです。
がんの病巣には乳房部分切除を行い、術後の変形・傷あとを目立ちにくくします。がんの大きさが3cmを超える場合には、通常は手術前に抗がん剤治療またはホルモン治療を行い、がんを小さくした上で手術を行います (術前化学療法)。手術室には、麻酔器、除細動器などの設備も整っています。乳房の全摘が必要となる場合は、基幹病院へ紹介しています。

●当院で日帰り手術を行った症例の生存率
2008年3月〜2016年10月末までの約8年半におけるステージ0からステージVまでの乳がんに対する乳房温存手術件数は370例で、その全生存率は95.2%です。再発は370例中18例であり、再発率にすると4.8%です。乳がんの場合、手術して約20%が再発するといわれています。乳がんは基本的に術後10年間をみていくため、約8年半の結果では少し短いですが、それを考慮してもこの結果は好成績であり、局所麻酔法により免疫機能の低下が回避されている可能性が考えられます。
OSNA法による乳がん術中センチネルリンパ節転移検査
  • センチネルリンパ節に転移があるかどうかの検査は、癌遺伝子解析システムであるOSNA法(One-step Nucleic Acid Amplification)と捺印細胞診を行い、ダブルチェックによる判定をしています。
  • 従来の病理診断(術中病理検査)では、通常はリンパ節の一部のみの検査でしたが、OSNA法ではリンパ節全体を検査するためより程度の高い転移診断ができます。
  • 手術中にリンパ節中のサイトケラチン19(CK19)mRNAを遺伝子増幅検出装置 RD-100 iで測定します。
  • 最新の装置で、広島県内で当院が2施設目の導入となります。
日帰り手術に関してよくある質問
本当に日帰りで乳がん手術ができるのですか?
診察で日帰りに適応と判断された場合に行います。早期の乳がん手術の多くは乳房部分切除(乳房温存)で、切除範囲も4cm程度、転移の有無を調べるセンチネルリンパ節生検も傷口は3cm程度です。必要以上に切除しても生存率に差はありません。筋弛緩剤や人工呼吸器を使う全身麻酔による手術でなくても静脈麻酔と局所麻酔で行うことができます。日帰り手術だからといって手術の方法や内容は変わりません。
がんの手術だから入院した方が安心というイメージがあるのですが。
術前には画像診断(MRI,PET-CT)で詳細に検討し、手術の方法も検査や処置も入院時と同じです。入院する方が手厚く治りが早いということもありません。日帰り手術ならその日の内に自宅に帰れるので精神的な安定につながります。又、家族や職場、ペットにとってもかけがえのない存在が入院せずに済むことは何よりだと思います。家事や仕事が多忙で時間の取れない方、入院時のわずらわしさ、心理的、経済的負担を避けたい方に適しています。
局所麻酔で痛みはないのでしょうか。
十分な局所麻酔と静脈麻酔、鎮痛剤で手術は眠っている間に終わります。全身麻酔だと完全に覚めるまで1日程かかりますが、静脈麻酔を使いますので手術終了後すぐに意識は戻ります。手術の記憶も残らず、術後の痛みもそれほどの痛みではなく、内服薬で軽減できますので安心して受けていただけます。全身麻酔に比べて回復もスムーズと言えます。
手術当日はどういう流れですか?
朝から絶飲食です。8時15分までに来院、手術時間は麻酔を含めて1〜2時間です。その後回復室で休んでいただいた後、帰宅となります。止血も丁寧に行いますので術後のトラブルはほとんどありません。帰宅されてからも24時間サポート体制ですのでご安心ください。
手術後の通院、治療はどうなりますか。
手術では体内で溶ける糸を使いますので抜糸や消毒での来院はありません。術後1週間して来ていただき、その後、病理診断結果が 出てからこれからの治療を決めていきます。手術で悪いものを取ってしまえば終わりではなくて、乳がんの治療は手術からスタートすると言われています。早期で手術をしても、目に見えず画像診断でも見つからないがん細胞が他の部分に拡がっていることもあります。この増殖を抑え、再発予防のための治療を行います。一般に、がんの治癒の目安は5年とされていますが、乳がん細胞はゆっくり増殖する性質上5年以降の再発もあるので10年間はチェックが必要です。
費用はどれくらいかかりますか。
入院がない分安く抑えられます。3割負担で、1週間入院だと20万円以上かかりますが、当院の日帰り手術は15万円〜で済みます。良性腫瘍の場合は大きさによりますが2〜6万円です。

外来化学療法

※専門の薬剤師が抗がん剤の調製・説明を行います。
化学療法室 写真
  • 化学療法は、抗がん剤を投与してがん細胞の増殖を抑え、転移を予防し、再発の可能性を下げるのが目的です。抗がん剤の作用をより強くするために、性質や効き目の異なる抗がん剤を組み合わせる「多剤併用」が基本となります。
  • エピルビシン、エンドキサンを組み合わせるEC療法やタキサン系の薬剤(パクリタキセル、ドセタキセル、アブラキサン)があります。また、ドセタキセルとエンドキサンを組み合わせたTC療法を行う場合もあります。
  • 「HER2陽性」乳がんの場合は、ハーセプチンという薬剤を使った分子標的療法を行います。
  • 抗がん剤の副作用は様々で個人差がありますが、それに対応する薬剤を併用したり、予防的に使用します。
  • ホルモン受容体が陽性の場合には、抗がん剤治療終了後にホルモン療法を行います。
  • 抗がん剤の投与時間は、点滴で1〜3時間です。ベッドやリクライニングチェアで読書など、リラックスして受けていただけます。

ホルモン治療

  • 乳がん細胞には、女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて増殖するタイプのものがあります。ホルモン治療ではこの女性ホルモンを抑制する薬剤を使用し、がんの増殖を抑え再発を予防します。
  • 閉経前では、LH-RHアゴニスト(ゾラデックス、リュープリン)という薬剤を使用します。抗エストロゲン剤(ノルバデックス、フェアストン)は閉経前でも閉経後でも使われる薬剤です。また、閉経後に使用する薬剤には、アロマターゼ阻害剤(アリミデックス、アロマシン、フェマーラ)やステロイド性抗エストロゲン剤(フェソロデックス)があります。

骨密度測定検査

  • ホルモン治療などの影響により、骨密度が低下し骨折を起こしやすくなることがあります。半年に1回定期的に骨密度を測定し、骨の状態をチェックします。
  • かかとで簡単に骨密度が測定できます。

セカンドオピニオン

  • 様々な情報が飛びかう中、自分に最適の治療法が提示されてるか、又、重大な決断をしなければならない時、他の医師に相談したくなる方も多いと思います。主治医以外の専門医の意見を聞くことで、納得した治療法を選択することができます。
  • 当院では、乳がんの治療ガイドラインに沿って、あらゆる角度から丁寧に対応させていただきます。
  • 相談当日に新たな検査・治療は行いません。
  • 電話予約の上(ネット不可)、受診されている医療機関の紹介状、検査結果などをご持参ください。

料金(税込)

  • 乳がん検診の検査結果は当日、医師が直接お伝えします。
    細胞診が必要となった場合は約1週間後になります。
  1. 自費の場合
    自覚症状はないが早期発見のため検査を希望される方。ただし、診療途中で何らかの異常が見つかった場合、保険診療に変わる場合もありますので、健康保険証はお持ちください。
    視触診+マンモグラフィー+超音波 9,000円
    視触診+マンモグラフィー 6,000円
    視触診+超音波 5,000円
  2. 保険診療の場合
    痛み、かゆみ、しこりがある、分泌物がある、違和感があるなど、何らかの自覚症状のある方、健診などで精密検査を必要とされた方や他施設からの紹介状をお持ちの方が対象となります。
    視触診+マンモグラフィー+超音波 3,000〜4,000円
    ※3割負担時
  3. クーポン券などをお持ちの場合
    自治体より一定年齢の方を対象に乳がん検診が受診できる「無料クーポン券」や「受診券」が送付されます。
    ご予約の上、保険証持参でご来院ください。
  4. セカンドオピニオン
    60分以内10,000円(その後30分毎5,000円)